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第2のふるさと

昨日、エリザベトシンガーズの定期演奏会が終了しました。
今回演奏したバッハや信長さんの作品は、前から知っている作品で、初めてお会いする大谷先生がどのような指導をされるのか、本当に楽しみで一週間前に広島入りしましたが、とても物腰が柔らかくて、でも自分が求める音楽には真っ直ぐで、歌い手に対する厳しさと優しさのバランスが音楽を引き出す上で絶妙だなと思いました。今までにご一緒させていただく機会はなかったのですが、指揮者としても非常に勉強になりました。演奏は大谷先生を満足させることのできるものだったかと言えば、必ずしもそうではなかったかと思いますが、そこは歌い手が技術を磨かなければいけないと思います。

エリザベトシンガーズは、広島市にあるエリザベト音楽大学が運営するプロの合唱団で、大学が運営している合唱団というのは日本でも非常に稀有な例だと言えます。以前は年4回の定期演奏会を開催していましたが、今は残念ながら年2回に留まっています。

合唱団に所属しているメンバーはほとんどがエリザベト大学の出身の方で、歌の技術は本当に優れていると思います。私は合唱経験は長いのですが、ことソロということになると今でも気後れする感は否めず、ひたすら合唱団の最低音で合唱団の音を支える、ということに徹しています(まあ要するにソロには向いていない、ということですけど)。
敢えてこの立場から合唱団を語るとすると、現状として最も足りない技術は「アンサンブル能力」だと思っています。一人で歌うことがプロフェッショナルが故に、他のパートの音を聞き、自分の音との関係を直感的に把握して、最も適したハーモニー(=純正調)を鳴らすための音を出す、という能力が未だに欠如している感があります。それぞれのパートがそれぞれの音を追いかける傾向が強く、男声で5度がハモらないということもしばしばです。自分が彼らたちに何を与えられるか、と問われれば間違いなくこの技術だと思っています。

大谷先生が
「ある町があって、そこを「好きな町」と思っていた。しかし、その町に触れ、住んでいる人に触れ、音楽を共有した瞬間、その町は「好きな町」ではなくなる。なぜならそこは「愛しい町」になるからです」
とおっしゃっていたのが印象的でした。広島という町は僕にとってまさにそういう町であり、広島で知り合ったすべての人が僕にとっての愛しい人です。そして合唱団としてそんなみんなと音楽を共有できる喜びは東京では味わえません。だからこそエリザベトシンガーズはずっと残ってほしいし、宗教音楽のプロフェッショナルとして、そして室内合唱のプロフェッショナルとしてそこにあってほしいと思います。上に述べた技術はそのために不可欠な要素であり、知識や理屈はそのためにあってほしいなと思います。

ますますの合唱団の発展に、僕も一角としてずっと関わっていたい。心からそう思っています。

今年12月には松原千振先生、来年3月には我が師匠、松下耕先生の指揮による演奏会が決定しています。特に松下先生の指揮による演奏は私にとって故郷に帰っていくような感覚です。

このような機会を与えてくださるエリザベト音楽大学の方々には本当に感謝です。恩返しができるような歌をこれからも歌い続けられるように、東京でも密かに特訓し続けたいと思います。
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【 2013/03/25 00:36 】

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アマチュアだからこそ

今日指導した合唱団は、7/​15の川崎市合唱祭に出場することになっています。

一時は順調に増え続けたこの団も、一部のコンセンサスの取り方が​まずかったことが原因で多数の退団者が発生し、現在は正団員8名​で活動しています。

そのコンセンサスが「メール」の使い方だったわけですが、一方的​に意見を送りつけるこのツールは人間関係を破壊する恐れを孕んで​います。特にアマチュア合唱団は役員全員が「ボランティア」なわ​けですから、役員からすれば団員への配慮を怠ってはだめですし、​さらに指導者とのコンセンサスも密に取り合わなければなりません​。また団員は役員への最低限の配慮・礼儀を怠ってはダメなわけで​す。どちらかがこれを破ってしまうと信頼関係があっという間に壊​れます。当団では「破ったほう」が退団したわけですが。

今残っている8名は、考え方がやや甘い方もいるものの、本当によ​く頑張っていると思います。だから私はこの合唱団を絶対に上手く​なるように指導したいと思うわけです。

まだまだ発展途上、でも挑戦することにひたむきな彼女たちは、本当​に大切な音楽仲間だと思います。
【 2012/07/10 23:31 】

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ライヴのお知らせ

さて、Vocal Group 流~るう~がライヴをやります。

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6/23に新宿、3グループによる企画ライヴ「3 DROPS LIVE」です。
今回はオールアカペラの構成で、それぞれのグループがそれぞれの個性を披露します。

メンバーの一人が産休に入りますので、その前の最後のライヴとなります。

お時間のある方は、ぜひお越しください。

詳しくはコチラへ!
http://www.h2.dion.ne.jp/~ruh/
【 2012/06/10 01:21 】

音楽 あかぺら  | コメント(0)  | トラックバック(1)  |

大きいもの、小さいもの

暖かくなってきましたね。てゆーか、暑い。

最近、リュックを背負って肩が軽くなったせいか、
外出した時の寄り道が多くなりまして。

まずは先々週オープンした「スカイツリー」。
木登りはまだ先にとっておきますが、とりあえず裾野の「ソラマチ」に行ってきました。
ファッションとフード。ほぼこの2つに集約されたショッピングモールは、
まだまだ新しいこともあって大賑わいでした。
甘党にとってはなかなか魅力的な街でして、試食もふんだんに用意されています。
とりあえず3Fフードコートにある「ミルク&パフェ よつ葉White Cozy」のパフェ。
ソフトも濃厚で、かなり高レベル。おいしゅうございました。
そして4Fのテラス(スカイツリーのゲートがある)から眺めるスカイツリーはかなりの迫力です。
木登りもいいですが、ふもとから見るツリーが一番壮観じゃないかな。

SkyTree

そして日曜日はおかあさんコーラス東京大会。
今回も「アンサンブル濤音」が出場しました。
今回は出演順が終わりから2番目ということで、集合時間もゆっくりめの15時。
せっかくなので、昼頃に会場に向かい、1ブロックを聞いてから近くにある練習会場に向かいました。
その途中にかなりぷりてぃな花を見つけました。

Flower

いや、かなり釘づけになりました。
この花、名前なんて言うんだろう。
自慢じゃないけど、植物に関する知識は「桜」と「梅」を見間違えるようなていたらくぶり。
当然ボキャブラリーの中に、ヒットするものはなく。
でもどうしても知りたくて、、、
練習場から本番会場に戻るときに団員に聞いてみました。

わくわくして待っている僕に返ってきた答えは…


「雑草でしょ」


いや、、、あの。

そういうことじゃなくて。


そもそも雑草っていう植物はないんだし。

そのあとも満足な回答はなく、結局わからずじまい。
誰か教えて。


とにもかくにも、いろんなものに心が動いた一週間でした。

こういうことって、ホント大切。
【 2012/06/05 00:18 】

音楽 あかぺら  | コメント(2)  | トラックバック(0)  |

1年経ちました

東日本大震災から1年が経ちました。

あのときに感じたショックは昨日のことのように目に焼き付いています。

私は東京都内の路上で被災したのですが、
立っていられないほどの振り幅の大きな、長時間の揺れ。
道路の上で弾むトラック。
しゃがみこんで泣き叫ぶ子ども。

見た目の被害はなかった状況でさえ、
あの光景は忘れられません。

実は私は17年前の阪神大震災も経験しています。
その時は早朝でしたが、都合あって布団の中で目は覚ましていました。
突き上げる衝撃と、叩き落されるような衝撃。
一瞬で恐怖を与えられる感覚は忘れようとも忘れられません。
倒壊した高速道路に湾曲した線路。
大学に向かうと、
途中の梅田駅では神戸方向に向かう数百メートルに及ぶ救援物資を持った人の大行列。
大学では講義棟のすべての窓ガラスが砕け落ち、
実験室では積み上げていた数十個の鉛ブロックがすべて崩れ落ちていました。
直下型の揺れも、体に忘れ得ぬ記憶を残しました。

それでも津波がなかったことが、復興を早めたのかもしれません。

大震災から1年後、私はあえて神戸に移り住み、
復興の様子を間近で見てきました。
東京に移り住むまでの3年間で驚くべき復興のエネルギーを感じていました。

今、東北地方の被災地でそんなエネルギーを感じることはできるのでしょうか。
そして、エネルギーは人の気持ちだけで生まれるのでしょうか。

官民一体になるべき復興への道のりに、
遠く離れた都会にある官は
民の心や生活から遠く離れて錯綜しているような気がしてなりません。
【 2012/03/12 01:22 】

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